本日の日経新聞朝刊『データの世紀 -「狙う広告」成長で副作用 』と題する記事にコメントが掲載されました。各メディアのcookieデータの提供によって、サイトの閲覧履歴をトレース・解析して行動ターゲティング広告を出稿する仕組みについて、突っ込んで調査、分析された記事となっています。
各社メディアのcookieトレースは、カスタマデータや見込みカスタマデータを分析することにより、データの利活用を積極的に自社サービスに生かすというマーケティングの側面と、カスタマのプライバシーにも配慮する必要があるというリーガルの側面が交錯する場面です。
私の立場は、巨大プラットフォーマーのデータ寡占に日本勢も対抗するために、過度に萎縮的になることなく、正しくプライバシー権を理解して、データ流通経済を成熟化させましょう、というスタンスです。
サービスの設計段階から、システムと法務の両部門は緊密に連携を取るべきだ